ネットを徘徊していたときに、なんとなく最近のラブドール業界のことが気になってメーカーや輸入販売代理店のページを見て回る。
その中でも

• DollHouse168 Molly 128cm
• WMDoll #204 138cm E-cup
• SanhuiDoll 156cm #23 美乳
• WMDoll #153 156cm B-cup
• WMDoll #85 163cm D-cup
• XYcolo Doll Yinan ヘッド 163cm C-cup (同じ商品の別ページ)

等に興味を持つ。商品用の写真なので魅力的な見栄えがするというのを織り込んでも、ルックスもスタイルも良い。もはや安かろ悪かろではなさそう。中国の TPE ドールやシリコンドールは、想像していたものよりよくできている（よくできているものが多数ある）ように見える。
参考にしたのは YourDoll とか KUMA-DOLL や Apple Trading & Company や OLDoll などのページ。

ブランドは数多くあるのに骨格の構造はほとんど全てのブランドで同じで、しかも改良ポイントまでもが同じなのは、骨格を専門に提供する部材メーカーがドールメーカーの向こう側にあるからなのだろうか。
あるいは、デザインや企画・販売を行う "ブランド" と、それら複数ブランドから委託されてドールの製造を一手に引き受けて製造だけを専門に行う "製造メーカー" が別れている（いわゆる OEM 式）からなのだろうか。そこそこ良いドールを大量に迅速にしかも（材料と人件費が安いという理由以外に）安く提供できる秘訣はこれか。
さらに中国国外への販売の場合は、輸出先までの中国国内流通や輸出先での宣伝流通販売を行う "（輸出先国内視点での）輸入販売代理店" もこの連携に加わることになる。

間際らしいのはこの "輸入販売代理店" と "ブランド" が渾然一体となって見えていること。その上、ブランドが命名した名前とは別の名前を商品名として輸入代理展がつけている場合があるので、注意深く見極める必要がある。
例えば、YourDoll で "栞奈" と名付けられているこのドールは Apple Trading & Companyでは "しおり" と名付けられていて、OLDoll では特別な名前はつけられておらず、KUMA-DOLL でも特別な名前はつけられておらず、また WMDoll ブランド本家でも特に名前ばつけられていないようだ。

この YourDoll は、同じヘッドと同じボディ同じバストサイズの組み合わせでも別の名前をつけて別商品としている場合があってわかりづらい。
例えば YourDoll ページの、WMDoll 138cm ひなた Eカップ ＃204、WMDoll 138cm 花音 Eカップ ＃204、WMDoll 138cm 砂星 Eカップ ＃204 などがそれ。これらは全て同じヘッドと同じボディの組み合わせだ。商品写真にはウィグとアイカラーの違いはあるが、これらはオーダー時にカスタマイズできるものなので別名で取り扱いしている理由が全くわからない。
一方、Apple Trading & Company では、同じヘッドを使ったプリセットされたカスタマイズ違いには全て同じ名前がつけられているので、カスタマイズによるビジュアルの違いが確認でき、ある意味わかりやすい。とはいえ、ブランドが割り振っているヘッド識別番号が記載されていないので、他の輸入販売代理店のページやブランドの直販ページと比較しづらくわかりづらい。

これら YourDoll, KUMA-DOLL, Apple Trading & Company, OLDoll は輸入販売代理店。
そして DollHouse168, WMDoll, SanhuiDoll はブランドだ。輸入販売代理店を通さずにブランド直販で購入できるならその方が中間マージンを取られることがなくより安く購入できる可能性があるが、メンテナンス相談やトラブル対応や里帰りサポートなど輸入販売代理店を通すメリットもあるので、普通は輸入販売代理店を通すことになる。

さらに、A ブランドのオリジナルドールを模して作られたドールが B ブランドからも販売されていることがあり、しかし B ブランドはコピードール専門という訳ではなくオリジナルドールも扱っていたりして、かつ、輸入販売代理店はこれらのブランドを区別することなく扱っていたりもするのでこのあたりの見極めも難しいところがある。

その後さらにネットで情報を集め、

• 日本の Amazon から買える。
• しかし模造品（粗悪品や模造品・偽物）が多数販売されている。
• 完全な詐欺商品も多数販売されている。
• とはいえ、取引実績が多数あるところなら問題なさそう。

などの「温度感」を得る。
また、TPE 素材の長所短所もネットの情報から再確認する。
この段階で、上に列挙したドールのうちのどれか一体以上を購入する事を決める。

あとはどこからどのような方法で買うかを決めるだけ。Amazon から購入する場合は販売側は Amazon に手数料（商品代金の 15% 程度）を収める必要があるので、その分代金が上乗せされている可能性がある。
ブランド・メーカー直販価格や輸入代理店直販価格と Amazon の価格を比べて、差の有無や差がある場合にはその程度を確認しておくことも大事だ。

サクッと Amazon で簡単に買ってしまおうと、さらにその後半日ほどネットでドールを物色していていて、他と比べて圧倒的にリアルなメイク・造形のドールをたまたま目にする。
はじめは「これはフェイクなのかな？」と思ったが、さらにいろいろ調べて、すぐにこれが実在する商品であることがわかる。それが Catdoll のスーパーリアルヘッド＋スーパーメイクシリーズのドールだ。
以前も「秋」の Amazon ページをたまたま目にした事があるのだが、その時は合成写真か何かを使ったモノだろうと思ってほとんど気にもとめていなかった。しかしこれは実際に製作されている本物のドール。

どちらかというとリアルな造形やメイクが好きな私は、DollHouse168 でも WMDoll でも SanhuiDoll でもなく、昨日に決めていたもともとの予定を変更して Catdoll のドールを購入する事に決める。
早速 Catdoll 本家のページの「お問い合わせ」ページのメッセージフォームから簡単な質問をする。

「スーパーリアルヘッド商品のボディにスーパーメイクをオーダーする場合には、別途スーパーメイクの追加注文が必要ですか？」

これは、別料金のボディのスーパーメイクオプション（商品説明欄には「ドールのオーダーとは別に注文する必要があります」と書かれている）とスーパーリアルヘッドシリーズの関係がどこにも説明されていないための確認だ。
すぐに返答が届く。日曜なのに返事が早い。

「価格にはボディのスーパーメイクが含まれています。追加料金を支払う必要はありません。」

この返答を受けオーダーする。
Catdoll の場合、Amazon 経由で購入しても Catdoll の直販サイトで購入しても同じ金額なので、お手軽な Amazon 経由とした。
英語圏向けのページや中国国内向けのページも参考にしたが、為替レートの変動タイミングを横目で見ながら USD や中国元で注文したりするのは面倒事が増えるだけなので、素直に amazon.co.jp から JPY で決済するを良しとした。

オーダーしたのは「等身大 シリコンドール スーパーリアルヘッド Tami 136CM + 自然な肌色のスーパーメイク」。ヘッドはシリコン、ボディは熱可塑性エラストマー（TPE）という素材的にハイブリッドなドールだ。この２つの素材は相性がよくなく、触れ合うと相互に侵食するという話を随分前にどこかで聞いた事があるが、これは昔の話で今は改良されていて気にする必要はないのか？という疑問はあったが、商品として設定されている現実を信じて、このあたりの事は質問していない。
Catdoll のフルシリコンのドールにも興味があったが、Amazon にエントリーはなく、また、集められる情報が少なかったので今回はスルーした。

Amazon からオーダーした場合は Amazon の注文履歴上で注文のトラッキングができるからなのか、Catdoll 固有の受注管理番号などは特に通知されてはこない。

Catdoll の説明文のわかりづらいところに「スーパーメイク」とか「超リアルメイク」などという、微妙に近い表現が散見されるというのがある。
Catdoll の用語の説明によれば表現の使い分けに特別な意味はなく、"super makeup", "super real makeup", "超リアルメイク", "スーパーメイク", "スーパーリアルメイク", "超本物のメイク" はどれも同じ意味だとの事。これらの混乱は、そのときの気分で使う言葉を変える機械翻訳のせいらしい。
「スーパーメイク」は、材料無垢のままではなく手の甲や足の甲に静脈を描いたり関節部分などに自然な陰影をつけたり手のひらや足の裏にほんのりと赤みを施したりするボディメイク（ナチュラルスキンカラーベース）、同、アジアントーンスキンカラーベースのボディメイクのこと。
スーパーメイクのバリエーションには「日焼けメイク」もある。

蛇足。ちなみに、商品説明に「超リアルメイク（顧客からの写真）」などと書いてあるものがあるが、この黒色下線部分の意味は「この商品説明には、過去にこのドールを買ってくださったお客様がご自身で撮影して Catdoll へ送ってきてくださった写真を使っています」という意味だ。
決して「お客様がオーダー時に送ってきた写真を元に超リアルなメイクを再現します」というような意味ではないのでご注意。
ちなみに TPE 材料のヘッド Tami の「超リアルメイク（顧客からの写真）」はこちら様の写真。公式の写真よりもずっと可愛く撮れている。
なお、スーパーリアルヘッド（=シリコン材料のヘッドにスーパーメイクを施す）の場合、ヘアスタイルに関しては希望のヘアスタイルの写真を送ればそのデザインに対応して植毛で製作してくれるようだ。

注文すると半日もしない間ににカスタマイズに関する確認のメールが届く。これに次の通り返答。

• Eye Color (#1 Brown)
• Foot Type: #2 Self Standable
• Vagina Type: #2 RemovableType
• Nipples Color: #1 Pink
• Vagina Color: #2 Dark
• Hair Wigs: Amazon の商品イメージ写真と同じものと #11 の合計２つを指定

すると

「髪の毛はウィグではなくて植毛なので、ヘアスタイルに関して複数は選択できません。」

とすぐに返事が届く。なぜかメッセージ前半は日本語、後半は英語で記されていた。
ともかく、Amazon の商品写真と同じヘアスタイルでオーダーする。

商品説明ページには「２つのかつらが付属する」と記載があるのだが、どうやらこれはスーパーリアルヘッドではないドールの説明文をそのままコピペしたための誤記載のようだ。

ここまでやりとりした雰囲気では、質問や要望を伝える場合、日本語よりも英語で書いたほうが意図が正確に伝わってよさそう。これ以降は Catdoll とやりとりするときは、日本語は使わず全て英文で記すようにする。

中国が春節の休暇シーズンに入る。Catdoll もしばらく休業となる。

中国政府の方針で、中国国内において春節の休みが延長される事になる。

中国政府の方針により、さらに春節の休みが延長される。

Catdoll とは無関係だが、ドール輸入販売代理店の一つ Apple Trading & Company のページをみると、中国のドールブランド・ドールメーカーの幾つかは操業を再開したところがあるようで、しかしまだ停止中のところもある。
その後も再開予定を何度か小刻みに繰り下げて、予定日程から大幅に遅れて操業再開したドールブランド・ドールメーカーも数社あった。
右は Apple Trading & Company の２月１７日の告知ページ、その下はさらにその１週間後の告知ページの内容。この日（２月２４日）を以て、この輸入販売代理店があつかう全てのドールブランド・ドールメーカーが無事に操業再開したようだ

Catdoll に関しては Amazon のストアフロントページや Catdoll 本家のページに

「キャンセルしないで心配せずに待っていてください。」

とのメッセージが掲載される。おとなしく待つ事にする。

この待ち時間を使って Web サーバーを作って過去に制作したページを復元・再整備をしたり、このメモページのテンプレートを作成しつつ、小規模な断捨離を敢行して部屋を片付けたり、ドールの衣装を購入したりし、受け入れの準備を進める。

衣類の染料からの色移りを試すために、ドールに使った TPE とシリコンの小片を出荷時に少し分けて欲しい旨を直接メールで打診してみるも、これに関しては返答なし。
質問や要望の類は Amazon の質問フォームを使ったほうが良いようだ。

"ある特別なカスタマイズ" に関するリクエストを英文で Amazon の質問フォームからメールし、同時に内容を説明するためのウェブページも用意し詳細を伝える。Amazon の質問フォームに入力したメッセージは Amazon によってスキャンされ URL などの特定の文字列パターンは検出され全て削除されてしまうので、メッセージに埋め込むときには一工夫が必要だ。
"http" は "h-t-t-p"、":" は {COLON}、"." は {DOT}、"/" は {SLASH} などと書けば削除されなくなるが、リンクとしてはそのままでは使えないので、念のため先方に文字置き換えなどの事情を説明する一文を添えておくのがよい。
"h-t-t-p{COLON}{SLASH}{SLASH}backxfore{DOT}orz{DOT}hm{SLASH}foo{SLASH}bar" のように書けば URL 文字列は削除されずにそのまま相手に送られる。

• 「ご要望の詳細を Catdoll の他のスタッフと共有しました。」
• 「可能だと思うので、トライしてみます。」

と、すぐに英文で返信がある。
この "ある特別なカスタマイズ" に関しては、Catdoll が対応してくれていれば別の機会にご紹介します。

中国の多くのドールブランド・ドールメーカーは無事に操業を再開したようす。
Catdoll に関しても Amazon の仕組み上では「発送済み」のステータスに進み、何か進展があったかのように見えるが、未だ Catdoll の製作現場は操業再開していない。
これは、Catdoll の場合、たまたまスタッフの多くが春節で湖北省に帰省したため、その後の移動制限のために工房に戻る事ができずにいるためらしい。
Catdoll は事前に Amazon のステータス変更の事（出荷していなくても「発送済み」にステータス変更しなければならない事）は説明している。実際に出荷した時点でトラッキング番号が入力される事になっている。
ほどなく、操業再開を３月１１日に予定している旨が本家のウェブページで告知される。

WHO が新型コロナウイルス（COVID-19）に関してパンデミックを宣言。
一方、中国国内は終息傾向にあるらしい。中華人民共和国主席（習近平氏）が武漢入りするなどのパフォーマンスが見られた。

新型コロナウイルス（COVID-19）の影響で世界的に記録的な連鎖株安となる。
この株価の急激な下落は２月下旬頃から始まったもの。

「中国以外の新型コロナウイルス（COVID-19）感染者数、中国を上回る。140 の国・地域に拡散。」
以下は goo ニュースからの抜粋。

米ジョンズ・ホプキンス大学の新型コロナウイルス・リサーチセンターが発表したウイルス感染状況によると、１６日正午（日本時間）の時点で全世界の感染者は１６万９３８７人に上り、死者は６５１３人に達した。感染は約１４０の国・地域に広がっている。
中国の感染者数は８万１０２０人（死者３２１１人）で、初めて欧州など中国以外の感染者数が中国本土を上回った。２月下旬以降、１日当たりの新規感染者数は中国以外が中国本土を上回るようになっていた。
特に感染者数の増加が目立っているのが欧州諸国で、イタリアが２万４７４７人（死者１８０９人）、スペインが７８４４人（同２９２人）、フランスが５４３７人（同１２７人）、ドイツが５８１３人（同１３人）に上った。

なん日遅れかの更新のようだが、このページを見ると、中国での新規患者発生数がかなり少なくなってきている様子がわかる。
さらに地図を拡大してよく見てみると、深センにある Catdoll オフィスがある周辺でも過去に感染者が出た事を示す水色のプロットがあるのがわかる。
とはいえ、中国に限っては平常化する日も近いか。
Catdoll スタッフは皆健康である旨のアナウンスがあって一安心だが、材料供給、ボディ製造工程、ヘッド製作工程、メイクなどの仕上げ工程、出荷工程、中国国内流通、中国国外向け流通などなど、すべてのステージがはやく平常化する事を祈るばかり。

この時点でのパンデミックの中心は中国からヨーロッパに移っていると言える。

Catdoll のウェブページとAmazon のストアフロントページの告知が更新される。
スタッフは健康で、全ての注文に関して製作中、とのこと。
流通には通常よりも時間がかかりそう、というようなことも記されている。
また、抱えているバックオーダーを増やさないためか（裸の写真を削除するため写真の差し替えで、と説明があるが）、Amazon 上では「在庫切れ」の状態とし、しばらくの間は新規受注を停止するということだろうか。

右は、早速「在庫切れ」表示となった、ヘッドとボディの両方が TPE 素材の「136CM Tami + 超リアルメイク (基本色：Asian Tone)」の Amazon ページ。
裸の商品写真を使っていたので、告知にあった通り出品を真っ先に一時的に取り下げたということだろう。
Amazon からは取り扱いがなくなってはいるが、直販ページからはオーダーできる。

Amazon の「秋」の５枚あった商品写真からは、裸の写真素材１枚を削除したもよう。

東京 2020 オリンピックの１年延期が正式に発表される。

FedEx のページを確認すると、武漢と湖北省の一部の都市から日本へ向けた出国貨物はサービスの中止が続いているらしい。
深セン発の貨物に関しては大丈夫な様子。

これは余談で Catdoll とは全く関係はない話だが、Catdoll にオーダーを出した後でも SanhuiDoll #23 ヘッドのドールが気になっていて OLDoll にの最近の出荷状況を尋ねると、この日の時点では

• SanhuiDoll は２月１７日に操業再開している。
• COVID-19 の影響は未だに大きいが、中国国内では次第におさまってきている。
• （操業再開して１ヶ月以上が経過しているが）溜まっているオーダーが大量にあるため、出荷まで 20〜25 日かかる。
• FedEx では毎日ほぼ通常通りに国際発送できている。OLDoll 向けにも毎日数体発送されている。
• 日本側の通関は問題ない。
• 佐川急便は COVID-19 の影響を受けていて、配送が１週間程度遅延している。

とのこと。

Catdoll の Amazon ストアページの商品のほとんどが「在庫切れ」となる。
これは、あらかじめ予定されていた受注調整なのだろうか。

この日の時点で取り扱い商品として表示されるのは右の通り、表示される品数がかなり少なくなっている。

東京都で COVID-19 感染者が急速に増加している。
この状況を受けて、首都圏５都県の知事はこの週末に関して不要不急の外出を自粛するよう住民に呼びかける。

Catdoll の Amazon ストアページの商品の表示が「在庫切れ」から「３〜５週間以内に発送」へ戻っている。どうやら受注調整ではなかったもよう。
とはいえ、商品写真の差し替えなどもなく、出荷見込み時期の記載のみが修正されている。

このタイミングで注文した場合は５月１日〜５月２４日頃に到着予定とのことだ。バックオーダーも多く、かつ流通の混乱がまだ暫く続くであろうから、実質、到着までに５〜８週間ということか。
製作に通常より日数がかかる植毛式のシリコンヘッドのドールも TPE ヘッドのドールも、全てが同じ所要日程となっている。実際の製作日数よりも不確定要素で増減する日数の方が支配的だ、ということだろうか。

何れにしても、「春節休み＋COVID-19」の最悪のタイミングにオーダーしたこのページで紹介しているケースの１３週間待ちに比べれば短いものだ。

しかも、裸の写真素材の商品ページも受注が復活している。
Amazon では裸は禁止されているので裸写真素材は削除する、という話ではなかったのか？

取り扱い商品のラインナップも復活している。
しかし、フルシリコンのドールがこのリストに含まれていないのは従来通り。

３月２０日に出された Catdoll の公式アナウンスには「全ての注文に対して順次製作中です」とあるものの、自分のオーダーが今どういう状況にあるのかが気になり、Amazon の問い合わせフォームから英文で質問してみる。
日本時間の夜９時頃しかも土曜に質問したにもかかわらず、１時間で次の内容の返事（英文）があった。

「ご迷惑おかけして申し訳ございません。スタッフにはできるだけ早く製作が完了できるように伝えます。おそらく２週間以内には出荷できそうです。」

出荷の後の工程、流通にどれだけの時間がかかるのかはその時の情勢次第で不透明だが、２週間で出荷ということがわかり一安心。

中国武漢で２ヶ月余り続いた都市封鎖が来週にも解除される見込みという報道が流れる一方で、日本ではこの土日も不要不急の外出を自粛する旨、関係機関から通達が出ている。今後しばらくはこの状態が続きそうだ。
東京都の COVID-19 新規感染者報告数は連日記録を更新し、本日は 118 人とのこと。そのうちの感染経路不明者の占める割合が急増しているのが一番気になるところだ。
まだ指数関数的増加ではないが、ひとたび医療崩壊が起こると一気に感染者数も死者数も跳ね上がるだろう。
東京都ならびに各主要都市のロックダウンもかなり現実味を帯びてきた感じだ。

COVID-19 の感染拡大状況を分析するのに役立つ大変興味深いYouTube 動画を見つけた。
Y 軸に新しい患者数、X 軸に累積患者数をそれぞれ対数スケールでプロットしグラフ化したものが、状況分析には最適ということのようだ。
ポイントはグラフに「時間」の要素を持たせないことで、これにより「増加の傾向の度合い」にのみ注目できるということらしい。
しかし時間情報はそれでも重要な情報で、対数グラフでは短時間の感染者再増加などは見えにくくなるため、このグラフは静止画の状態では不完全だという。時間的なアニメーションがあって、より確実な状況のビジュアライズとなるようだ。
この方法でプロットすることで、全ての国の発症例が「ある意味正規化した状態」でプロットされることになり、ほぼ全て同じ直線上に各国の状況が乗ることがわかる。国ごと地域ごとに違う発症者数やその減少数を、その規模の違いを容易に見ることができ、かつ減少傾向の状態の比較もしやすくなる。
そして、このグラフで急速にドロップダウンしたところ（中国本土や韓国）は COVID-19 に勝利した国・地域ということだ。

このアニメーショングラフは、データが毎日アップデートされる Covid Trends で最新の状況を見ることができる。
このグラフから US は依然としてダントツに厳しい状況にあるのがわかる。
また、日本だけが他の国々と比べて若干外れた軌跡を描いて推移してきていて、しかし他の国々と同じラインに徐々に近づいているのもこのグラフからわかる。
今後ありうる「日本での医療崩壊状況」に陥るその前と後でこのグラフがどう変化するかを見定めることとしよう。

ドールや仕事や COVID-19 とは全く関係がない急を要する事情があり、東京港区から京都市内まで新幹線で日帰りで往復移動し、その後さらに同じ日、日付が変わる頃の深夜に今度は車を使ってもう一度港区から京都へ移動（これは片道だけで、帰京は４日後を予定）することになった。
新幹線は、普通指定席が昼の下り方向で 40% 程度、夜の上りで 30% 程度の乗車率だ。明らかに COVID-19 の影響で利用者が激減している。
東名〜新東名〜伊勢湾岸自動車道〜新名神〜名神のルート（E1A）は、深夜時間帯ということもあり大量のトラックが普段通りに走行していたが、途中一切渋滞することはなく、またパーキングエリアに立ち寄ることもなくノンストップで目的地近くのインターまでハイペースで走りきることができた。
COVID-19 の影響か普通乗用車はいつもより少なく、一方、物流を支えるトラックは平時と変わらないか少し多い様子。

Catdoll からドールが日本国内に届くのはおそらく成田（FedEx の場合は九州の飛行場で通関、その後目的地までは国内の配送業者によって陸送されることが多いらしい）で、ドールが届くその頃の首都圏内の物流がどういう状態になっているかが気になる。

全くの余談だが、京都に向かう車中、高速道路に乗る前から KBS 京都ラジオで「オテンキのりのレコメン！（の最後の15分）」、「菅田将暉のオールナイトニッポン（25:00〜27:00）」、「ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン Zero（27:00-28:30）」を楽しんだ。
いずれも中高生向けの番組なのだが、どれもハイテンションな楽しい番組で、日中に港区〜京都を新幹線で往復した直後の疲れた体ではあったが、全く眠くならずリラックスして退屈することなく運転ができた。
これまでは俳優としての菅田将暉さんしか知らなかったがトークも面白い。
AM ラジオのパーソナリティに全力体当たりで頑張るファーストサマーウイカさんは声も可愛く番組も飽きさせない構成。この放送を聞いてすっかりファーストサマーウイカ（肉糞亭恥骨子）さんのファンになった。ラジオにはビジュアルは関係ない話なのだが、メイクのビフォーアフターの激しいギャップのことがよく言われる彼女だが、わざと無表情で眉毛のないすっぴん顔をさらしているだけで、彼女は素で美人。
普段この時間にリアルタイムでラジオを聞くのは難しいが、この日、楽しめる番組をいくつも見つけたので、タイムフリーなどを利用してこれからもたまに聞くつもりだ。

日本国政府が COVID-19 に関して「緊急事態宣言」を発出する。
これには都市の遮断は含まれてはおらず、特定業種の活動抑制と、交通や物流がある程度制限されるものの、あくまで「自制」を「要請」するもので、法的強制力を伴うものではない。
しかし、実生活に大きく影響が出ることは間違いない。
私の職場でもこの日から原則出社禁止となり、完全テレワークに切り替わった。

Catdoll のカスタマーサポートから製作完了の英文メッセージが Amazon の通知で届く。

おなじみの毛布に包まれた脚部とヘッドが写っている写真が２枚添えられていた。ボディやヘッドのメイクアップはオーダー通り良い感じに仕上がっているようだ。胸部や腕が写っている写真はない。
ネットにある写真から Tami は「美少女」という印象だったが、この写真は想像よりも少し幼く可愛らしい感じに見える。悪くない。

「医用外科口罩」と書かれた袋が写っている。噂通り、おまけでマスクをつけてくれた様子。ありがたいことだ。
さらにメッセージには続きがあり、発送方法に関して次のように書かれている。

「（当初は佐川急便の国際便による配送を予定していましたが)現在、佐川急便は日本のいくつかの地域に関してデリバリーをストップしているので、業者を変更して FedEx を使う予定です。」

ということだ。
そして、あらかじめ Amazon に登録していた私の英文表記の住所が記されていて、

「この宛先で間違いないですか？」

と確認があった。
記載内容を確認し、宛先に間違いがない旨返答。

ネットの情報によると、FedEx の国際配送は COVID-19 の影響で航空貨物便の便数が少なくなり料金が平時の３倍に高騰しているらしい。本当に FedEx を使うのか？

Catdoll のカスタマーサポートから出荷完了の日本語文メッセージが Amazon の通知を通じて届く。

トラッキング番号とトラッキングページの URL が記されていた。
予定変更して FedEx を使うと言っていたが、結局、佐川急便（佐川グローバル SGX）が集荷したようだ。４月１１日のフライト予定ということだ。
このトラッキング番号とトラッキングページは "日本专线运单查询系统" ということで、日本向け貨物物流の中国国内のトラッキングシステムのようだ。こちらの SGX のトラッキングページからは確認できない。
Catdoll の説明によると、このトラッキング番号は国際追跡番号で、日本国内に到着すると佐川急便の日本国内用の新しいトラッキング番号に変わるとのこと。
佐川急便のウェブページを確認すると、COVID-19 の影響で貨物便数の減少と輸送スペース確保が困難な状況があることから、FedEx と同様に　SGX 便でも追加料金が発生しているようだ。この追加料金は Catdoll 側が負担したのだろうか。

後日、日本国内の佐川急便のカスタマーセンターで教えてもらった事だが、右上図のトラッキング番号にあるように先頭の３桁が "333"（末尾の "0000001" は説明用のダミー）の場合、それは佐川系 (SGX) ではなく、別の運送事業者が担当していることを意味しているらしい。

Catdoll からのメッセージにはさらに次のような続きがある。

「幾つかのタイプのドールには、通関に際して必要な措置として出荷時に着脱式の胸を装着することがあります。これは簡単に取り外すことができます。」

この日本語文のメッセージはおそらく出荷時に常に添える定型文で、Tami 136cm がその対象に含まれているのかどうかはわからない。おそらくは、もっと小さいサイズのドールの場合の通関対策なのだろう。

この日の COVID-19 の世界の状況。
４月４日の欄に書いた Covid Trends を見ると、中国本土、韓国に続き、香港、オーストラリア、イラン、イタリア、ドイツ、スペインも終息しつつあるようだ。これらの国々は COVID-19 に勝利する日が近そうだ。
一方、日本もアメリカもまだ収束の方向にはない。フランス、イギリス、トルコ、インド、カナダも同様。日本の緊急事態は始まったばかりだ。

アメリカのグラフはわずかにドロップダウンの兆しが見えるようでもあり、このまま終息に向かうことを願うばかり。
一方、日本はそもそも１日あたりの検査可能数の上限が現時点では 6,000 程度と低いため、結果として日々報告される数値も低いものとなる。この数字に含まれていない潜在的な感染活性のある軽症感染者数の比率は、１日あたりの検査数が多い他国に比べて高はず。これから先数週間、この報告されていない軽症感染者が感染源群となり拡散を広げていくだろう。

この日の昼の時間帯に４日前からの緊急の用事を済ませ車で京都から東京へ戻る。
今回も４月６日と同じルート、その逆向きの名神〜新名神〜伊勢湾岸自動車道〜新東名〜東名（E1A）を使った。昼すぎ〜夕方の時間帯であるにもかかわらず、一箇所も渋滞することなく下りのときと同様ハイペースにノンストップで戻ることができた。
昼の時間帯だからなのか、行きの深夜と比べてトラックは半分程度に少ない。あるいは COVID-19・非常事態宣言の影響でトラックの便数が少なくなっているのか？

物流ではなく単身での移動という観点では、新幹線では確実なソーシャルディスタンス確保は難しいが２,３時間で目的地に着ける。
車を使うと対人距離は十分に確保できるが４,５時間かかる上に交通事故のリスクもある。再来週も京都へ行く必要があるのだが、どの交通手段を使うかは悩むところだ。

とにかく今日ようやく京都から帰宅できたので、今後はできるだけ "Stay home" 。

SGX のトラッキング情報に更新がある。

「目的港输送 - 目的港へ輸送」

とあるが、この目的港とはどこのことだろうか？どうやら日本の空港のことではなさそう。
追記された項目のタイムスタンプがフライト予定確定のタイムスタンプよりも前なので、「日本向け貨物空輸の中国国内当該空港に到着した」ということだろう。

今日は SGX のトラッキング情報に更新はないが、４月１０日のタイムスタンプで

「4-11航班予定 - 4/11 フライト予定」

とあったので、昨日予定通りに日本へ空輸されたのだろう。
そして国内には届いていても通関手続きがまだ済んでないからか、佐川急便の日本国内のトラッキング番号はまだ通知されてきていないのだろう。週明け月曜の明日には何か動きがあるだろう。

富士物流のニュースページにある 財務省が公開した過去のプレス記事によると、SP 貨物（ドア・トゥ・ドアの国際宅配便貨物）の場合の通関総所要時間は 10.7 時間（黄色で示した箇所）で、（この 10.7 時間との関係がいまひとつよくわからないが）入港から許可までは週末を挟む場合 24.8 時間（緑で示した箇所）、週末を挟まない場合 7.2 時間とのことだ。
これらは平時の 2016 年の記事で、前年度の実績を示したもの。この状況下、現状はもっと時間がかかっているはず。

SGX のトラッキング情報に更新がある。

フライト予定日の４月１１日のタイムスタンプで

「航班载重限量（部分未着） - フライト重量制限で貨物の一部は積み残し」

とあり、後の便にずれた様子。
そして翌日の４月１２日、即ち昨日に

「空港到着」

とあり、日本国内の空港に無事着いていたようだ。
さらに、本日４月１３日のタイムスタンプで

「関空通関中」

とあるので、関東エリアの成田や羽田ではなく関西国際空港で通関中のようだ。通関が済めばその先は大阪から 500km の陸路。
数日前に関西〜関東を車で移動したときの感触では、高速道路の状況は普段よりも流れが良い感じだ。中継や積み替えなど諸々込みで明後日には手元に届きそうな気がする。

急な事情があったため仕事を１週間休んでいたが、今日から通常勤務に復帰だ。
この１週間仕事を休んでいた間に政府が非常事態宣言を発出し、これを受けて勤務先は即日完全テレワーク体制に移行したため、この特別休暇明け以降は休暇以前のように社屋があるところに赴くことなく、いきなり在宅で従来通りの業務を進めることになる。

３月２０日の Catdoll の公式アナウンスにあったように、日本国内への国際航空貨物便と日本国内配送便ともに配送には通常よりも時間がかかりそうで、また、３月２５日の OLDoll からの情報に佐川急便の国内配送は混雑していて１週間程度の遅れがある状況とあったように、そしてその後の政府の緊急事態宣言発出、首都圏各知事による緊急事態措置発令、COVID-19 感染拡大中という状況にあるなかで、ドールがいつ届くのかは未だまったく不透明だが、テレワークにより当面の間は仕事を自宅ですることになって基本的に平日でも常時在宅しているので配送の受け取りがしやすいのは好都合。

日本国内に入り通関が済めば国内の佐川急便のトラッキング番号に変わるという説明が Catdoll から出荷時にあったが、一向に Amazon のページの「配送状況の確認」の記載が更新されない。
というか、この「配送状況の確認」ページにたどり着くためのリンクが「購入履歴の詳細」画面から消えている。
SGX のトラッキング情報も一昨日の「関空通関中」から変化がない。通関が混雑していて何日もかかっているのか？日本国内に入ってからの状況が全く把握できない。

SGX のトラッキング情報に更新がある。

昨日４月１４日のタイムスタンプで

「通関許可」

とある。トラッキング情報の更新が１日遅れている。
昨日、国内の佐川急便にバトンタッチしたということか。今はどのあたりを走っているのだろう。

前触れもなく、突然 Tami さん到着。長旅お疲れ様でした。

結局、日本国内に入って通関後は佐川急便が引き継いだのだが、日本国内の佐川急便のトラッキング番号の通知無しで配送されたということか。

また、配送料はすべて商品代金に含まれていたはずなのだが、残念な事に 4,546 円を着払いの配送料として別途請求された。

この代引き領収書には「お問い合わせ状№」が印刷されていて、これを佐川急便の「お荷物問い合わせサービス」のページに入力すると情報が表示された。今更不要な情報。

今日は平日。昼間は普通にテレワークで仕事をしているのだが、休憩で仕事を一時中断し開梱する。
というか、中が気になって集中できず、結果、仕事に支障を来しかねないので箱を開けないわけにはいかない。

運搬に使われたダンボール箱は若干痛んでいたが、穴があいたりはしていない。
外観のテーピングの様子や箱の中の様子からは、通関時に一時的に開けられかどうかは判然としない。
箱の大きさは凡そ 129cm x 37cm x 27cm。

付属品類。
二重構造のしっかりした使い捨てマスクが１０枚、衣類（女児用のかわいらしい柄のフリルのある黄色ワンピースとこれに合わせたデザインのボトムのピンクのパンツ）、ホール２本、洗浄キット・珪藻土素材の吸湿棒・手袋・ヘッド固定金具調整に使うレンチ・ヘアクリップ・カチューシャ・ヘアコーム・スペアの爪が入った Catdool ロゴ入りの小さな巾着。

メールで頼んでいた TPE のサンプル素材も入っていた。ありがたい。
衣類からの色移りの事前テストや修理用の素材として使わせていただきます。

その奥には爆乳の Tami さん。
しっかり対策されていた。

ヘッドにはお馴染みのアイマスク。輸送中にずれてしまったようだ。
Tami さんのトレードマークのふんわり柔らかいカーブの前髪を巻き込んでしまっている。

前髪はシリコンヘッドのブリードオイルのせいで湿っていてヨレヨレになっていた。でも、しっかり洗ってあげれば大丈夫だろう。

顔のアップ。
髪の毛、眉毛、まつげ。どれも植毛されたもの。
いずれも製作に大変手間のかかるものだが丁寧に仕上がっている。

ヘッドの肌の表面はツルツルではなく、肌のかすかな細かい凹凸が表現されている。

白目の部分には、かすかに細い血管が描かれている。ドールアイパーツの選定にもこだわりが感じられる。
黒目と白目の境界がハッキリしすぎていないのもかなりリアルだ。

輸送用のアイマスク、それとヘッド固定用の金具。
この金具のネジが切られている部分はボディにねじ込む側。
ヘッド下部の接続穴部分にも M16 のメスネジが切られているが、この金具を使うとワンタッチでヘッドを脱着でき、しかもしっかり固定される。

これは付属品ではなく、過去に Project Level-D さんのドールヘッドを購入したときに付属していた、ドールアイを操作するためのスティック。
一端には小さな吸盤がついていて、これで眼球を吸い付けて向きの調整などを行う。
指先で眼球を操作すると手に付いたオイルで眼パーツの表面を汚してしまったり指先が滑って操作がしずらかったりするが、このスティックがあれば直接触れなくて済むので無問題だ。
たまたま手元に１本残っていたので、これからまた活躍してもらおう。

Tami さんに爆乳の状態のままとりあえずソファに座ってもらう。
白いレオタードのようなものを着せられている。

指先や足先はデリケートなので、手と足先には保護の梱包材が巻き付けられている。これらを慎重に外す。

足の甲。
スーパーリアルメイク仕様なので、足の甲には静脈の血管がうっすら描かれていて、指関節の赤みも描かれている。良い感じ。
足の指は親指にだけ骨が通っていて少し曲げて固定したりできる。他の足の指に骨はない。

手の甲。
スーパーリアルメイク仕様なので足の甲と同じく静脈が描かれ、指の関節に赤みが描かれている。こちらも良い感じ。

手のひら。
赤みが自然な感じで描かれている。指の形もリアル。指先や関節と関節の間の部分のわずかな膨らみの表現もリアルだ。皺もしっかり作られている。

膝関節の後ろ側。

足の裏周辺にも赤みの加工。手のひらと同じように皺も作り込まれている。
そして足の裏にはいわゆる「魚の目」。自立オプションをつけた場合、このようにボルトが足裏まで貫通して露出する。
この金具の露出がないと、TPE 素材の柔らかい足がそのまま床に接して重さで変形してしまうため、ドールの自重を安定して支えられない。
骨格に直結されているこのボルト金具が直接床に直接接するため安定はするが、床を傷つけることがある。フローリングなどの部屋で立たせる場合は靴やサンダルなどを履かせた方が良い。

「くるぶし」や足裏の「土踏まず」の形もリアルに再現されている。

お尻。

お臍。

首の後ろには "CATDOLL" の刻印。

この巨乳姿。これはこれで良いのだが、
当然これは仮の姿で、、、

本当はご存知の通り、ご覧のとおりの貧乳。

こちらを身にまとって中国から日本にやってきた。
これも柔らかい素材でできている。

また、依頼していた特別なカスタマイズにも対応してくれていた。大変ありがたい。

早速、サイズとピッチの合う（M8）アイボルトを探して装着してみた。
残念なことに、手元にあったこのアイボルトはネジの軸部分が長すぎて使えない。35mm 程度の長さがちょうどよさそうだ。

前髪はまだ洗ってないのでヨレヨレのままだが、とりあえずレオタードからワンピースに着替えてもらった。
Tami さん。これからよろしく。

植毛の髪の毛に関して。
髪に触れれば人毛素材ではないことはわかるが、耐熱性のある素材かどうかは試してみないとわからないので、実際に洗髪を試す前にCatdoll 本家のページの「お問い合わせ」ページのメッセージフォームから、植毛ヘアの手入れに関する注意点を英文で質問する。
するとすぐに次の通り日本語文で返信が届く（下記は原文のまま）。

• 温水を使用して髪を洗うことはお勧めしません（必要に応じて、熱すぎないことを確認してください）。
• 乾燥機をご使用の際は冷風をお選びください。
• 本物の人間のように髪の毛を世話することができます。しかし、髪を引っ張るためにハードを使用しないでください。

髪に使っている素材が耐熱性ではないということかな、と思ってさらに確認すると、すぐに次の通りの返信がある。

• 熱はシリコーン材料にはよくありません。

ドールヘッド素材の方の話なのか。

髪を洗う。
ヘッドにアイボルトを装着し、バスルームに逆さにぶら下げて３０分ぐらいかけて丁寧にシャンプー＆リンス。
髪に付着した脂分（油分）をゆっくり時間をかけて落とす。櫛やブラシは使わず素手で丁寧に洗髪。
Catdoll からのアドバイスにあった通り、水の温度に注意する。この季節、真水ではまだ冷たすぎて洗髪作業に支障があるので、今回は３０℃以下に給湯温度を設定しさらに水を多めに混ぜてシャワーの温度を低めにして、かすかに緩い程度のお湯で洗った。
シャワーの水流の勢いにも注意する。できるだけ弱めで洗う。
それでも洗っていれば多少抜け毛がはあるが、それはわずかなものなので気にしない。
洗い終わったら、逆さまのまま水分をタオルに逃ししばらく自然乾燥。のちに冷風のドライヤーを使ってさらに乾燥させる。
ある程度乾燥してきたら手ぐしや櫛を使って髪を優しくまっすぐに整えながら、一般的なウィッグオイルをスプレーしつつさらに乾燥させる。トータル１時間程度で乾燥できる。
髪の手入れは、準備やら後片付けやら全て含めて２時間程度。

髪を洗い終わってトレードマークの前髪を整えた Tami さん。
ドールの髪に櫛を通すと心が落ち着くのはなぜだろう。

付属のカチューシャを試してみる。
これはこれで良い。植毛髪なので前髪をあげて生え際が見えるヘアスタイルにしても自然な感じ。